令和4年第1回国東市議会定例会が、2月15日午前10時に開会した。
議会では、多くの議案が提出され、特に令和4年度の一般会計予算が注目される。
議長の大谷和義氏は開会の挨拶で、出席議員18名を確認し、議事を開始した。
本日の議題は、会議録署名議員の指名や、会期の決定、新型コロナウイルス感染症対策などであった。
会期は2月15日から3月11日までの25日間とすることが報告された。
議会運営委員長の野田忠治氏は、新型コロナウイルス感染症対策として出席者を制限して会議を行う旨を説明した。
また、最終日の質疑、討論、採決は従来通り行う予定とし、感染対策に万全を期する姿勢を示した。
市長の三河明史氏は、新型コロナウイルスの感染拡大状況を報告し、対策の徹底を求めた。
県内では1万1,118名の新規感染者が確認され、国東市でも感染が続いているため、基本的な感染対策が重要であると強調した。
感染拡大を抑制するため、ワクチン接種の推進にも力を入れると述べた。
この会議には、補正予算の提案も含まれており、令和3年度国東市一般会計補正予算(第11号)においては、6億1,633万7,000円が追加され、合計239億5,921万8,000円となった。
市側は、新型コロナウイルス感染症の影響に対応した生活支援策を進める必要性があるとし、具体的な取り組みを説明した。
また、令和4年度の一般会計予算も提案され、242億6,073万1,000円と前年より27億3,473万1,000円の増加となった。増加要因として、特に新型コロナウイルス対策関連事業の充実が挙げられる。
新設される若者定着奨学金返還支援基金など、若者の定住促進に向けた取り組みの具体案も示された。
議会では、議案が一括議題とされ、各議員からの質疑応答が行われる中、意見表明も活発に行われた。