令和2年3月10日、十日町市議会定例会では、地域の教育や防災に関する重要な質問が相次いだ。
まず、安保 寿隆議員が提起したのは、「教員の変形労働時間制」についてであった。さらに、放課後児童クラブの運用に関する質問もあり、特に就労証明書の提出が求められることに対し、柔軟な対応を求める声が上がった。市長の関口 芳史氏は、放課後児童クラブの利用状況を考慮し、見直しを検討すると答弁した。
続いて、水落 静子議員が防災無線の進捗状況に関して質疑を行い、防災訓練や地域の災害教育の重要性が強調された。市長は、避難所の整備や自主防災組織との連携を進める意義を訴えた。
さらに富井 高志議員が除雪基本料金支払制度について言及し、業者への支援が当地域経済にどのように影響するかを懸念した。これに対し、市は引き続き制度改善に努める方針を示した。
最後に、小林 均議員の自治体戦略2040構想についての質問では、スマート自治体へ向けた具体的な対応が求められ、その中で地域の特性や多様性が失われないよう注意が促された。市長は、地域の意見をしっかりと取り入れつつ、効率的な行政運営を目指すと述べた。
この会議を通じ、参加議員たちは地域の未来を真剣に考える姿を見せ、十日町市が直面する課題に対し、一つずつ解決を模索していくことの重要性が再確認された。