令和5年12月4日、十日町市議会定例会が開かれ、市政に対する一般質問が行われた。
議員の村山達也氏は、まずほくほく線のミニ新幹線化構想について尋ねた。この構想は、新潟県が提案したもので、地域の発展に寄与する重要な案であると強調した。市長の関口芳史氏は、新潟県の検討委員会に正式には参画していないものの、情報を収集していると述べた。また、この案が実現すれば市民の機運が高まり、観光や産業振興に寄与する期待もあると分析した。さらに、沿線自治体や北越急行株式会社にも影響を及ぼすことから、積極的な働きかけを約束した。
次に、村山氏は包括的維持管理業務委託の導入についても質問。市長は、民間のノウハウを活用した効率的な管理が期待される反面、コストへの慎重な配慮が必要であると答弁した。また、高齢ドライバーへの支援についても触れ、高齢者の事故防止に向けた施策が重要であるとし、市の取り組みを説明した。
さらに、他の議員によるふるさと納税の地域振興への影響についての質問も続き、寄付額の増加とその利用状況が報告された。市長は、ふるさと納税を通じた支援による地域の活性化に向けて、具体的な施策を検討していると述べた。
議会の中で提起されたことにより、今後の取り組みとして、コミュニティの声を意識しつつ効果的な施策を推進していく必要性が改めて認識された。特に、地域との連携を強化し、持続可能な地域づくりを進める重要性が強調された。