令和2年12月7日、第4回十日町市議会定例会が開催され、重要な行政課題について議論が進められた。特に、有害鳥獣対策に関する会議では、熊やイノシシによる被害の実態が取り上げられ、中でも村山達也議員は、増加する野生鳥獣の影響に懸念を表明した。昨年度はイノシシによる43ヘクタールの農地が被害を受ける中で、被害額の増加が懸念され、農林課長である小林充氏は、早急な対策が必要と訴えた。
また、高齢者の憩いの場についても議論が巻き起こった。村山議員は、新型コロナウイルスの影響で活動が制限されていることから、孤立化を懸念し、地域の交流を促進する支援策が求められていると強調した。市長の関口芳史氏は、これについて市としての取り組みの現状を説明し、引き続き活発なサポートを行う意向を示した。
さらに、学校教育の分野においても、市の教育大綱とそれに基づく施策が論じられた。教育の多様性や公正性が強調された中、地域住民や保護者を巻き込む形での教育政策の見直しが求められていた。教育長の蔵品泰治氏は、今後の流れや方針について詳しい説明を行った。
また、スケートボード専用施設設置の提案も出され、特に城ケ丘ピュアランドでの設置可能性が問われた。スケートボード愛好者からの声を受け、市長は市としての適切な対策を考慮する必要性を認識していると述べた。