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十日町市議会一般質問でコロナ対策や農業支援について議論

令和2年第2回十日町市議会で新型コロナウイルス対策や農業支援策などが議論され、市長は支援の必要性を強調。
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令和2年第2回十日町市議会定例会の第3日目が開催され、市政に対する一般質問が行われた。

質問の中心には新型コロナウイルス関連への対応があった。高橋俊一議員は、「十日町市も幸い感染者が確認されていないが、様々な行事が延期や中止になり、今後の第2波が心配だ。高齢者介護施設や保育施設の感染防止対策はどのように進められているか?」と問うた。市長の関口芳史氏は、「介護施設では、面会制限が実施され、オンライン面会などの取り組みも始まっている。他の施設でも同様に感染予防策を徹底している。」と回答した。

さらに、雇用調整助成金などの支援策についての質問もあった。高橋議員は、コロナ関連での休業者状況を伺い、「市は休業者の実態を把握すべきだ」と求めた。関口市長は、申請件数と実態について言及し、市としての取り組みの必要性を強調した。ただし、現状では特に目立った倒産や解雇は確認されていないとのことである。

また、医療従事者への感謝の声も上がり、「実際にどれだけの支援制度が活用されているか確認したい」との意見も出た。市長は、医療機関への支援策を引き続き強化していく方針を示した。

質問は続いて、農業関連に移った。滝沢繁議員は、「コロナの影響で肥育牛や花き農家などが困難な状況にある。市独自の支援策を講じる必要がある」と述べた。市長は、国が早急に動ける補助金制度や支援策を設定していることを紹介しつつ、市としても農業者への支援を考慮する意向を示した。その上で、雇用調整助成金などの情報をより広く周知すべきとし、機械導入等の助成金についても積極的な利用を促した。

次に、留意すべきは、新規就農者の受け入れや支援である。このテーマにおいて、滝沢議員は、「新規就農者が安心して農業に取り組めるような環境を整えるため、土地や住まいを見つける手助けが不可欠だ」と強調した。市は、これに対しても前向きな姿勢を示し、地域の魅力を伝えながら、必要な制度改正や情報整備を進める考えである。対策として、空き家や農地の情報を整理し、農業を希望する人々に向けた施策を強化する方針を確認した。

最後に、教育委員会が関与する学校の部活動問題にも触れられ、各学校における感染予防対策や、部活動の再開状況について具体的に質問され、教育長からは新型コロナウイルスに配慮した活動の方向性について説明があった。

議会開催日
議会名令和2年6月十日町市議会定例会
議事録
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