令和元年9月10日、十日町市議会で行われた定例会第3回目において、市政に対する一般質問を通じて、様々な重要な課題が取り上げられた。特に、鈴木和雄議員からの国民健康保険制度に関する質問が目を引いた。議員は新制度に伴う利点と影響を問うた。これに対し、関口芳史市長は新潟県に設けられた国保特別会計の影響を説明し、健全な事業運営が可能になったことを強調した。
また、棚田地域振興法については、藤巻誠議員がその成立を受けた地域振興策の重要性を訴えた。市長は、県内の棚田地域を指定し、支援が得られるよう手続きを進める意向を示した。これにより、地域の持続可能な発展につながることが期待される。
消費税増税に関しては、議員が市への影響を懸念し、市長は消費税の影響をわずかに抑えられる見込みを述べつつ、厳しい財政状況を認識していると答えた。
さらに、人事配置についても議論が及び、樋口利明議員は再任用制度に関する実績と市長の人事に対する考えに言及した。市長は、再任用の必要性を感じているとしつつも、職員の士気が低下する懸念も示した。
このように、議会では今後の市政運営に影響を及ぼす重要な課題が数多く挙げられ、参加した議員たちの活発な発言が市民の関心を集めた。市長は、難局を乗り越えるためには市民との連携が不可欠であることを再確認し、今後の施策に反映させる意向を示した。市民からの信頼を得るために、透明性のある行政を目指し、今後も市の発展を推進する考えを強調した。