令和4年第4回十日町市議会定例会が12月12日に開催され、複数の重要議案について審議された。
議会では議案第118号から第125号までの8件が一括で議題となり、特に十日町市のコミュニティセンター条例の改正案が注目を集めた。この改正に関し、委員長である福崎哲也氏が質疑には応じず採決が行われ、全員賛成で可決された。
次の議案では、議員報酬についての改正が提案され、市民生活の現状に配慮したうえで、国基準に沿った内容であることが強調された。質疑の中で「制度上の観点から疑義がある」との意見も出たが、結果として賛成多数で可決した。さらに、特別職の職員給与についても全員賛成で可決された。
また、請願第5号として免税軽油制度の継続が求められ、こちらも全員賛成で採択された。この制度は冬季観光産業や農業へ多大な影響を与えており、今後の議論に注目が集まる。
続いて日程第2では、珠川ネイチャーカレッジ条例の廃止が審議され、採決の結果、全員賛成で原案可決。指定管理者の指定に関する議案も同様に賛成多数で可決された。
さらに、日程第3において、子ども向けの指定管理者の指定についても審議され、こちらも全会一致で可決された。これにより、地域内の子どもたちの遊び場提供に貢献することが期待される。
最後に議案第140号、令和4年度十日町市一般会計補正予算が提出され、経済支援の一環として出産・子育て応援交付金支給事業が紹介された。ここの意見交換の中で市民のニーズに即した施策が求められているとの意見も出た。
この定例会では議員派遣に関する議案も審議され、結局、全会一致で可決された。議会はこれをもって全ての付議案を無事に結了した。