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干害や防災対策を議論、笹山遺跡に感謝碑の提案も

十日町市議会が干害対策や防災対策、笹山遺跡の感謝碑設置を議論。地域の課題解決に向けた取り組みが強調される。
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令和5年第3回十日町市議会定例会が9月13日に開催され、干害対策や防災対策に関する一般質問が行われた。

まず、干害対策について、滝沢繁議員は市の迅速な対応を評価しつつも、降水不足がもたらす影響の深刻さを指摘した。特に、稲作において水田が壊滅的な状況にあることが多く報告されており、関口芳史市長は、「市は7月下旬から現地確認を行い、渇水被害応急対策事業を速やかに開始した。」と述べ、具体的には農業者への補助率を100%に引き上げるなどの支援策を発表した。さらに、渇水によるひび割れが進行した農地の復旧にも取り組むことを強調した。

滝沢議員は防災対策についても質問し、新潟県による地震の発生確率を挙げ、特に公共施設の耐震問題を取り上げた。「公共施設518中105が耐震性を満たしていない」という市長の発言から、市は段階的に耐震化を進める計画を示した。市長は、「避難所である小中学校の耐震化率は100%である」とも伝えた。

さらに、吉村重敏議員は、笹山遺跡に国宝指定感謝碑を提案し、国宝と縄文文化の発信の重要性を強調した。「国宝の指定を持つ自治体として積極的に発信すべき」という考えには賛同が集まった。

また、縄文体験学習や日本遺産の活用施策についても議論が行われ、教育長がその取り組みを報告。観光、学芸、広報のワーキンググループを設置し、地域の文化財を発信する新たな戦略を立てることを明らかにした。加えて、上越魚沼快速道路と十日町道路の進行状況も説明され、地域の振興に向けた期待が高まる中、今後の進展に注目が集まっている。

議会開催日
議会名令和5年9月十日町市議会定例会
議事録
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