令和4年5月30日、佐世保市にて臨時会が開かれ、一連の議案が審議された。
今回のメイン議題として、令和4年度一般会計補正予算(第2号)が取り上げられた。この補正予算は、コロナ禍における物価高騰への対応として、低所得の子育て世帯に対し、子育て支援の為の特別給付金を支給するもので、予算総額は3億9,947万円となる。
市長の朝長則男氏は、「特別給付金の早急な実施を目指し、6月中の支給を計画している」と述べた。加えて、令和3年度の人事院勧告を受けて、職員及び特別職の期末手当の減額調整を行う条例改正に関しても説明されている。これに対して議員からは、「国が6月からの調整を選択した理由が気になる」との質問が寄せられ、市長は「経済状況を考慮し、特例措置を検討した」と回答した。
工事請負契約の変更についても報告され、前畑崎辺道路の第1トンネル工事において、地盤の問題により契約金額を約一億円増額する提案がなされた。この変更について、大塚克史都市整備委員長は、「地盤変動の原因を調査中で、今後はボーリング調査を増やす必要がある」と語った。
会期に関しては、本日の1日間と決定され、他の議案についても緊急性が指摘され、即時の審議が行われた。さまざまな問題において議会がスムーズに対応できるよう、努力が求められている。