令和6年6月の平戸市議会定例会が開会された。
議長の松本正治氏は、出席議員の健勝を確認し、議会の運営を進めていくと述べた。
まず、全国市議会議長会からの表彰として、吉住威三美議員、神田全記議員、松尾実議員が、それぞれ長年の議員活動に対して表彰され、市長の黒田成彦氏からも記念品が贈呈された。
また、今回は4月1日付の人事異動に伴う理事者の紹介も行われ、小出圭治文化観光商工部長、度嶋悟農林水産部長、田中幸治教育次長など新たに就任した職員が出席し、挨拶を行った。
会期は本日から17日までの15日間と決定された。会期中の議事は、監査報告や諸報告の説明が行われ、各議案の審議が予定されている。
市長は令和6年度の予算案について、一般会計補正予算や特別会計補正予算を含め、合計で25件の審議をお願いするとし、それぞれの議案について詳細な説明を行った。特に注目されるのは、物価高に対する低所得者支援の給付金が新たに提案されたことである。
さらに、別の案件として、マイナンバーカードと健康保険証の一体化に伴う補正予算も開示され、その内容には新型コロナウイルス対策としてのワクチン接種事業が含まれている。
これにより、市は早急な対応を求められる状況が続くと伝えた。
消防関係の議案も登場し、高規格救急自動車や消防ポンプ自動車の購入契約についても議論される。これらは、急速に老朽化が進む中での重要な更新案件として市議会で承認を求められる。
議長は質疑応答を介し、議員の意見を聴取することも示唆した。
最後に、議事は順調に進行し、次回は一般質問が行われる。市民の生活に大きな影響を与える重要な議題が、今後の審議でどのように進展するのか注目されている。