令和6年3月、平戸市での定例会では、重要な議題が多数扱われた。
初めに、山内政夫議員の辞任が議題とされ、議長の松本正治氏は辞任の許可を"異議なし"と認め、辞任が正式に許可された。
続いて、議会運営委員の補充選任について議論が行われた。辻議員が新たに指名され、これにも"異議なし"とされ、無事に補充選任が決まった。
次に、市長の黒田成彦氏から、令和6年度平戸市一般会計予算について説明があった。
議案第35号においては、総覧される修正案があり、全員協議会での説明が十分でないとの指摘を受けたことも報告された。市長は、説明の不十分さについて認識している旨を示し、さらなる協議が必要であると強調した。
特に、南部市民屋内運動場整備事業に関する意見が多く挙がった。議案に修正案が提出され、賛成討論が相次いだ。賛成者は、施設の必要性を強調する一方で、公募が必要との意見や、計画の透明性が求められていた。
一方、修正案に賛成する意見もあれば、反対意見も存在した。
反対派は、当初の予算と修正後の予算の乖離が大きすぎることを懸念し、過去との整合性を求める声もあがった。また、議会に対する説明責任の不足を指摘し、今後適切な計画提出が必要だと訴えた。
質疑が進む中、各委員からの意見が相次ぎ、委員会での審議を踏まえた結果、議案第35号は修正可決される運びとなった。
加えて、令和6年度の国民健康保険特別会計予算の健全性や介護保険の改定案にも触れられ、今後の動向が注目される。
今定例会の結果、平戸市の今後の重要事項についての議論が継続していく見込みが示された。
この結果を受けて、平戸市は市民に対し、さらなる透明性の高い事業計画と説明責任を果たすことが求められる。