令和6年6月定例会では、市長が南部市民屋内運動場整備事業に関する重要な発言を行った。
市長の黒田成彦氏は、昨日の松尾議員からの一般質問に対する自身の答弁についてお詫びの意を示した。関係者との協議が不足していたことを理由に、誤解を生む答弁を行ったことに感謝の意を表明した。
さらに、市長は南部市民屋内運動場の整備に関連する補正予算について詳細に説明した。今回の議会では、南部市民屋内運動場整備事業に関する予算額を8億5千万円としているが、これまでの市民や議員の意見を踏まえた結果、トレーニングジムを多目的ルームに変更する提案を行った。市長は「地元の要望を反映した形で再提案した」と強調し、費用の見直しを行った背景を説明した。
また、議論の中で市長は本事業の重要性を訴え、地域防災の拠点としての役割を強調した。南部市民屋内運動場は、災害時の避難所として指定されており、その機能強化に努める必要があるとした。議会内での質疑では大村謙吾議員が財源の確保について質問し、市長は過疎債申請に関する進捗状況を報告。県との協議状況に触れ、「体育館を地域防災の拠点として位置づけ、国との協調を進めていく」と述べた。
議案61号に対する質疑も行われた。財務部長の桝田俊介氏が南部市民屋内運動場整備事業の予算内容について説明し、歳入歳出それぞれ2億9,840万円を追加することを明言した。加えて、議会における様々な議論を経て、多くの市民の期待に応える形で一刻も早い事業推進が求められていることが強調された。
質疑は他にも、委員から監査報告に関する議論が交わされた。不適切な添付書類といった問題点が指摘され、今後の改善策についても議論された。全体として、本定例会では南部市民屋内運動場に関する質疑が中心となり、地元からの期待が盛り込まれる内容となっている。議会は今後も進捗を注視し、必要なことで審議を続けていく方針である。