令和元年6月25日、佐世保市で開催された市議会定例会では、村重な課題に対する質問が行われた。議会では、初めに一般質問が実施され、特に地域核や都市計画に対する議論が行われた。特に地域核の設定について、大村哲史議員が質問し、都市計画マスタープランの重要性に触れた。
大村議員は、平成23年度に策定した都市計画マスタープランの進捗状況について問うた。都市整備部長の池田正樹氏は、地域核について「都市機能の集積が求められる地域」と定義し、周辺地域から多くの人が訪れる拠点となるべきだと説明した。
また、地域核の将来像について、相浦、大野、早岐地域それぞれの特性に応じたまちづくりの重要性が強調された。さらには、現在の都市計画に基づく地域の生活ニーズを満たすための施策についても議論が行われた。
次に、若い世代や地域住民の負担感に触れ、特に農業振興地域について質問があり、農林水産部長の吉田敏之氏が答弁した。農業振興地域の特性や、農用地の用途変更に関する厳しい要件について説明し、地域の振興が進まない現状に懸念を示した。
続く議案では、第161号議案と第162号議案が提出された。特に、第161号議案では、保育事業の無償化に向けた条例改正が提案され、子ども・子育て支援に関する重要な施策であることが再確認された。この政策は、佐世保市における少子化対策の一環として重要とされている。
また、市長の朝長則男氏は、今後の育成に向けた施策強化を約束した。議会では、育児に対する男女の意識を見直し、全世代でその重要性を理解することが何より大事だと再認識された。さらに、次回の議会では、地域核を支えるための具体的施策についての議論が期待される。地域や住民の生活に寄与する持続可能な施策が求められ、議員からの提案が引き続き重要視されることとなった。