令和4年6月22日、佐世保市の定例会が開催され、地域コミュニティやAED設置、学校給食の影響等について議論された。
まず、崎山信幸議員は市内コミュニティの状況について質問し、地区コミュニティセンターの職員配置が追いついていないと指摘した。28か所のコミュニティセンターに対して、職員配置が不十分と感じている地域があると述べ、フルタイム職員の配置の重要性を強調した。さらに、頑張る地域への手当や職員配置の見直しを求め、地域活動の活性化を目指す姿勢が明らかになった。
市民生活部長の中西あけみ氏は、地区コミュニティセンターが新たに設置された背景を説明しつつ、職員配置の見直しについても言及した。特に、移行後の業務量の変化に対する適切な職員配置が求められている現況を訴えた。
次に、AEDの設置についても議論が交わされた。これは市民の急な心停止を助けるものであり、消防局長の中尾和章氏は、AEDの取り扱いや普及の進捗状況を説明した。また、地域活動におけるAED設置の重要性も訴えられ、さらなる普及策が必要とされている。
さらに、崎山議員は学校給食についても質問し、物価高騰が供給にどのような影響を与えているかを問うた。教育長の西本眞也氏は、米やパンなどの基本資材の調達状況を報告し、学校給食費の現状維持についての努力を強調した。物価上昇が続く中、給食費がどうなるのか、児童の栄養や教育に与える影響についても懸念が示された。
最後に、第70号議案が提案され、中央公園整備及び管理運営事業に関する事業契約の変更が報告された。これにより、契約金額の増額に伴う手続きが案内され、議会の審査を経て進行する見込みである。