令和2年3月5日、佐世保市の定例会において重要な議題が討議された。特に、水道事業の統合、子どもたちの遊び場環境、ウエストテクノ佐世保周辺の道路環境改善が焦点となっている。
まず、北部エリアの水道事業統合について、北部エリアの水道施設は合併前の形態のままで、水の相互融通ができない状況が続いている。水道局長の谷本薫治氏は、水源不足の問題を解決し、均一な給水サービス提供が必要と強調した。特に、小佐々地区での水源確保が急務であり、地域格差の是正が求められている。
また、北部エリアの施設統合計画について、石木ダムの工期延長に伴い着手が遅れ、早急な対策が求められている。市は水道ビジョンに基づき、早い段階で統一した給水が可能なシステムを構築することを望んでいるが、詳細な計画が未確定のため地域住民には不安が残る。市長はこれを早急に解決することが重要であると述べ、全庁での協力体制を強化するとしています。
次に、街区公園の状況が報告され、352か所の公園があるものの、子どもたちにとって遊び場が少なく、地域によっては格差がみられるとのこと。都市整備部長の池田正樹氏は、近年の公園の役割が変化していることを指摘し、地域の特性を考慮した整備を進めていると述べた。
最後に、ウエストテクノ佐世保周辺の交通環境について、土木部長の杉本和孝氏は、事故が多発している状況を踏まえ、さまざまな対策を講じていると述べた。特に、県道の交通整理や交通事故防止策を強化しており、今後も関係機関と連携して道路環境の改善に努める必要があるとした。