令和元年6月14日、佐世保市の第6回定例会が開かれ、様々な議案が審議された。
会期決定に関する議題では、議長の崎山信幸氏が「6月定例会の会期を本日から7月3日までの20日間とする」と述べ、異議なしとされている。
特に注目を集めたのが、第92号議案の令和元年度一般会計補正予算である。市長の朝長則男氏は、「今回の補正予算は12億3,924万円であり、予算の総額は1,264億8,840万円となる」と発表した。
市長は、今回の補正予算の目的が、これまでの市政運営の継続と新たなリーディングプロジェクトの推進にあると強調。
その上で、観光振興や企業立地の推進など、成長戦略の進展についても言及し、地域の絆づくりや安全安心なまちづくりが確実に進んでいることを報告した。
議案の中には、佐世保市立幼稚園条例の一部改正の件も含まれ、教育長の西本眞也氏は、在園児の減少を踏まえた廃園の実施について説明した。
さらに、請願案件では、橋之口裕太議員が「予算の優先度や、地域住民の納得を得る必要性がある」と質疑を行った。この請願は市民の消費税増税の中止を求めるものであり、その内容が注目される。
議会は、次回の会議を6月20日に予定しており、さらなる議論が期待されている。市政運営においては、市民の声や意見が反映される形の議論が行われ、今後の重要な課題が浮き彫りとなっている。