令和2年4月17日、佐世保市において臨時会が開催され、新型コロナウイルス感染症対策が議題に上がった。
この日の会議では、3つの重要な案件が審議されたが、特に新型コロナウイルス関連の意見書が強く注目された。市長の朝長則男氏は、現状の感染拡大に関する報告を行い、地域の医療や福祉従事者への感謝を述べた。また、長崎県内の感染状況についても触れ、4月1日に本市で確認された初の感染者以降、連続して感染者が確認されている状況を説明した。
さらに市長は、国による緊急事態宣言が全国に拡大したことや、県内での感染拡大の実情を詳述した。市内では、相談件数が急増し、4月16日までに累計で2,831件に達したことが示された。この対応の一環として、保健所によるPCR検査も4月1日から行われ、232件の検査が実施された。その後、市が独自に設けた「新型コロナウイルス感染症特別対策室」も設置され、強化された対応が進められている。
緊急経済対策についても言及され、雇用調整助成金や資金繰り支援の実施が言及された。このような国の施策を受け、本市としても独自の経済対策を検討しており、市民への生活支援の必要性が強調された。
会議では、宮田京子議員に対する辞職勧告決議案も上程された。この決議は、急施事件としての扱いを受け、議会で賛成多数により可決された。これにより、議員に対する厳しい見解が示された。
本日は、感染拡大防止の観点から様々な施策が報告され、今後の対応に向けた決意が表明される流れとなった。このように、感染症への対応策としての意見書も可決され、地域の状況に応じた継続的な取り組みが求められている。特に市内の交通機関や公共施設における感染予防策が進められていることが力点として挙げられた。
最後に市長は、感染の拡大防止と市民の安全確保に努める必要があると強調し、地域の連携を呼びかけた。