令和元年12月4日、佐世保市は12月定例会を開幕し、様々な議案が審議される。
開会に際し、議長の崎山信幸氏は議事日程の通り、全32名の議員が出席し、最初に会期決定の件が議題となる。
会期は本日から12月20日までの17日間と決定し、次に複数の議案が一括して審議されました。特に強調されたのは、平成30年度の佐世保市等地域交通体系整備事業特別会計歳入歳出決算についてであり、総務委員長の北野正徳氏は詳細な審査報告を行った。
同報告では、歳入額と歳出額が共に1,604万円であり、基金運用利息が7万円積み立てられたとのことだ。支出の多くは松浦鉄道の安全対策補助金に充てられたことが示されています。資金残高は2億4,644万円である。
また、議案に対する質疑も行われ、交通船の運航ダイヤについて議員から意見が上がり、「利用者に対するヒアリングを実施すべき」との提言もなされました。これに対して、当局は「利用者数に大きな変化はなく、利便性に問題はないと認識している」と回答しました。
さらに、平成30年度の住宅事業特別会計歳入歳出決算も取り上げられ、歳入額が29億6,292万円、歳出額が25億1,740万円で、実質的収支が約2億9,956万円であることが報告され、特に住宅使用料の滞納状況についても言及されました。これに関連し、現在の住宅使用料の収入率は95.23%と比較的高いものの、依然として未収債権の回収の重要性が強調されました。
さらに、介護保険事業特別会計についても、歳入が247億9,335万円、歳出が245億606万円となり、全体で97.5%の執行率であることが確認されました。要介護認定者数は1万5,945人に達し、効果的な運営が求められています。