令和元年6月26日、大町市議会は定例会を開会し、議案の上程と質疑が行われた。
最初に、議長の中牧盛登氏が全議員の出席を確認し、日程の追加について紹介した。追加された議題は新たに提出された議案についてで、議会運営委員会委員長の二條孝夫氏が取り扱いに関する報告を行った。市長からの議案の提出に対し、質疑が行われ、議案第13号「市有財産の取得」について詳細な説明がなされた。
具体的には、総務部長の竹村静哉氏が今回の取得物件について説明し、3690万円の契約金額が提示された。この金額はケーブルテレビ設備の更新に関連し、約8年ぶりの機器更新となるとのことである。
続いて、総務産業委員会委員長の高橋正氏が意見を述べ、この議案の審査の過程について報告を行った。特に、競争入札による落札率が97.7%であったことや、次回更新時の財源確保に対する懸念が挙げられた。委員からは競争の原理を働かせる必要性についての意見もあり、個々の議論が納得いくものであったことが強調された。
次に、議案第9号である令和元年度一般会計補正予算に関する案が審議され、プレミアム付商品券事業や地域活性化策に関連する経済的効果が期待される旨の説明もなされた。市長の牛越徹氏は、プレミアム商品券が市内消費を促す意義を強調し、質疑に答えた。
その後、さまざまな議案の報告が行われ、多くの議案が全会一致で可決されたことが確認された。また、過疎地域自立促進法の改定に関する意見書も提出され、全会一致で可決されるなど、議会は活発な議論が展開された。
最後に、特別委員会の設置が提案され、交通網や情報化推進をテーマにした3つの特別委員会が設立されることが決まった。これは市民生活の質向上に寄与することを目指しており、今後の活動が期待されている。議長の閉会挨拶により、本定例会は円満に閉会した。