令和6年6月、飯山市議会では地方自治法に関する意見書が提出され、慎重な審議を求める声が上がった。
会議では、小林喜美治議員(飯山市議会議員)が提案し、「地方自治法の一部を改正する法律案」について説明した。この改正案は、地方自治体に対する国の指示権を強化する内容であり、地方自治の本旨に反する懸念を引き起こしている。提案を受け、議論が行われ、賛同を集めた結果、意見書は原案通り可決された。
一般質問では、村松正勝議員(飯山市議会議員)が千曲川の治水対策に関する進捗を質問した。内田郁男建設水道部長は、国や県との連携を強調し、情報共有を進めた上での河川整備が必要であると述べた。
観光に関する質問もあり、村松議員は北陸新幹線飯山駅開業10周年について言及し、地域イベントの実施を提案した。鈴木靖史総務部長は、関係団体と連携し、人々に地域の魅力を伝える準備を進めていくことを表明した。なお、観光関連のクーポン事業も展開されている。
さらに、西澤一彦議員(飯山市議会議員)は国民スポーツ大会の準備状況について問い合わせた。湯本與志一教育部長は、各専門委員会の設置や打ち合わせ会議の開催を計画しているが、各競技関係者との連携を強化し、運営の効率化を図る必要があると強調した。地域活性化とともに、観光事業の促進が求められる中、また新たに移住促進の施策も重要視されている。