令和元年の大町市議会6月定例会が、6月4日に開会されました。この定例会は23日間の会期で、特に市長のあいさつが注目されました。市長(牛越 徹氏)は、景気回復の兆しが見える一方で、消費税及び地方消費税の引き上げが予定されていることに懸念を示しました。
市長は、昨年度の市税決算見込額が前年度比約0.3%増の42億円に迫る見通しであると指摘しましたが、今後消費税引き上げが地域経済に与える影響を考慮し、低所得層や子育て世帯向けにプレミアム付商品券の発売を決定したことも報告しました。この施策のかいもあり、地域における消費の喚起が期待されると述べています。
また、北アルプス国際芸術祭についての進捗状況も報告されました。来年に迫った開催に向け、招待作家やアートサイトの選定が進められています。市長は、企業からの協賛が多数寄せられる見込みであることを強調し、地域の活性化につなげていく意欲を示しました。
この議会では、さらに市政に対する一般質問が行われる予定ですが、通告の締切は6月5日となっています。一般質問の日程は6月14日、17日、18日に分かれており、多くの市民がその内容に耳を傾けていることでしょう。
最後に、市民参画によるまちづくりに関する話題も取り上げられ、市民が自主的に行うまちづくりに対する支援が強化される方針が示されました。市は市民の参加を促し、協働による地域の魅力向上を期待しています。