令和4年大町市議会3月定例会が、令和4年2月24日に開催された。
本会議では、令和4年度一般会計予算など多くの議案が審議された。特に注目を集めたのは、一般会計予算についての質疑だ。
議案第18号の一般会計予算に関する討議では、防犯灯設置補助金についての質疑が行われた。降旗達也議員は、予算が足りているか懸念を示し、消防防災課長の飯嶋大治氏は、昨年度の申請が137灯に達したことから、予算が不足する可能性を指摘した。
大和幸久議員は、子宮頸がんワクチン接種計画の再開について質疑した。市民課長の勝野律子氏は、国が積極的勧奨を再開し、キャッチアップ接種も計画されていると回答した。大和議員は安全性に対して懸念を示し、詳細な説明を求めた。
その他、宮田一男議員の高齢者外出支援事業に関する質問や、環境調査事業の委託料に関する議論が続いた。鳥羽章人福祉課長は、充実した内容で支援を続ける方針を明かした。
さらに、農業集落排水事業や公共下水道事業の予算も議論された。市長の牛越徹氏は、引き続き安定的な公共サービスを提供していくと述べた。
最後に、請願や陳情に関する文書報告が行われ、監査結果も報告された。本定例会は一連の質疑を経て、すべての日程を終了した。