令和2年の大町市議会3月定例会において、主要なテーマが数多く議論された。
特に注目されたのは、災害対応についての質問であり、総務産業委員会代表の降旗達也議員が「災害対応についての積極的な施策の必要性」を強調した。さらに、地域防災リーダーの育成や、防災教育の充実を提案。
また、二條孝夫 의원からは「新年度予算の重点施策と財政運営について」質問が行われ、2020年度の予算案における市長の施策について尋ねた。市長・牛越徹氏は「地域の未来を託す子どもたちを育てるための施策強化」に言及し、子ども医療費の拡充や病児保育事業を新たに開始することなど、地域活動を支援する姿勢を示した。
さらに、市の水道事業に関して大和幸久議員が取り上げ、水道ビジョンについて質問した。建設水道部長は「持続可能な水道事業に向けて、課題は多いが、適切な運営に努める」とし、原水の質の確保を通じた工夫も強調された。さらに、サントリーの進出に関連して、水育や地域との連携強化が重要との意見も述べられ、住民の理解を得る重要性も指摘された。
悪臭対策については平林英市議員が質問を行い、地域住民が強い懸念を示している事態について、民生部長は「指導と確認を進めていく」と述べた。特に泉地区の臭気問題について、持続的な取り組みが求められていることが伝えられた。
最後に、公共施設の維持管理や地域振興基金についての討論も行われた。特に病院の経営改善策について、医師確保が重要であるとの意見が相次ぎ、市長は「医療の確保に向けた努力をする」と誓った。今後の課題として、大町市が持続可能で、住みやすいまちづくりを進めていくことが再確認された。
この会議の成果を通じて、地域の特性、財政運営や市民ニーズに基づいた政策が求められている。