令和3年9月1日に開催された大町市議会の定例会において、令和2年度の一般会計歳入歳出決算の認定が議題に上がった。議案は全体的に多くの質疑を受け、特に歳入に関する質問が目立った。
議案第58号、一般会計歳入歳出決算の認定については、平林英市議員からふるさと寄附金に関する具体的な人気の返礼品について質問があった。企画財政課長の太田三博氏は、地元のリンゴジュースや野菜ジュース、米が人気であると述べた。特に、旅行クーポン等も人気が高いとのことだった。さらに、返礼品の規制に関する質問に対して、太田氏は、「規制は守っている」と強調した。
議案第59号、国民健康保険特別会計歳入歳出決算についても同様に質疑され、参議院議員の中牧盛登議員から、利用者が減少している理由について質疑があった。また、第60号の後期高齢者医療特別会計決算についても質疑が行われた。そこでは、収支のバランスを取りながらも、地域医療に対する支援の必要性が強調された。
さらに、議案第66号の病院事業会計決算の認定については、大和幸久議員が、未処理欠損金について言及。病院の持続可能性や改善方策についての議論が行われた。その中で、コロナの影響を受けた医業収益の減少に対してどう対策を講じるかが大きなテーマとなった。