令和2年大町市議会の3月定例会が開催され、重要な議案が上程された。
まず、副市長の選任について、市長の牛越徹氏が候補者として矢花久則氏を提案。矢花氏は33年の行政経験を有し、教育長の任命も同時に行われた。
教育長の任命については、退任する荒井今朝一教育長が自ら退席する中で、市長から再任が提案された。職務経験や地域実情に精通していることが評価された。議会では両案とも質疑なく、原案通りの賛成が得られ、無事に可決された。
次に、固定資産評価員の選任に関する議案が上程された。議長が市長に提案理由を求めたところ、牛越市長は矢花久則氏が適任であるとし、全員が賛同する形で採決が行われ、こちらも原案が可決された。
また、令和元年度一般会計補正予算が提案され、これもまた継続的な運営を支える重要な項目として議論が行われた。特に人件費にかかる部分については、職員の処遇や退職手当が影響した。
この後、議案の質疑に際し、特に新年度予算にかかわる子ども医療費の無料化が高校卒業まで拡充されることに、地域住民からも評価の声が上がっている。
また、北アルプス国際芸術祭に関する議論も活発に行われ、地域の魅力を引き出す取り組みとして、観光業の活性化が期待される。市民や事業者からの協力が強調された。
最後に、今後の地域の発展に向けて市民との連携が不可欠であるという意見が多く寄せられた。議案は全て可決され、それぞれの議案が今後の市政に反映されることになった。議会は今後も市民の安全で快適な生活環境の整備に向けた施策を進めていく旨が語られ、定例会は終了した。