令和3年8月31日、 大町市議会は定例会を開会し、重要な議案が審議された。特に、一般質問が行われ、市政に対する市民の関心が示された。議会運営委員長の大厩富義氏は、今月の定例会の期間として、8月31日から9月22日までの23日間を通告し、議案数は合計21件であることを確認した。
市長の牛越徹氏は、市政における新型コロナウイルス感染症の影響について言及した。彼は、特にデルタ株の影響で感染が広がっていることに危機感を示し、市民に対し、予防策を呼びかけた。
また、ワクチン接種の進捗についても説明した。65歳以上の市民のうち95%以上が接種を終えており、全体でも順調な進捗が確認されているとのこと。
さらに、令和3年度の補正予算に関する議案も上程され、特に母子保健福祉事業や地域振興のための特産品援助の増額が重要視された。これに対し、大和幸久議員からは、妊婦へのタクシー券支給の対象者に関する質問がある等、議論が活発に行われた。
また、決算認定を求める議案も審議され、過去の決算において健全性が維持されていることが確認された。具体的には、病院事業会計においても、経営改善の成果が間接的に示されたという。
これらの議案には従来からの市民活動を支援するため、地域住民による自主的な活動への助成も含まれており、今後に期待が寄せられる。全体を通して、市民の生活支援策が幅広く審議され、真摯な議論が展開されたことが印象強い。