令和元年8月27日、大町市議会の9月定例会が開会された。
市長の牛越徹氏は、市政についてあいさつを述べ、先日開催されたバドミントン世界選手権において、当市出身の選手、奥原希望選手が銀メダルを獲得したことを祝福した。
市長は、経済の現状についても言及。内閣府の月例経済報告では景気が弱さが続くものの緩やかに回復していることが示され、企業業況の改善も見られると報告。これは地域経済にとって前向きな兆候とされる。
さらに、当市では新たな予算案として、一般会計補正予算を提案した。予算の概要には、広域ごみ処理施設など重要なインフラへの投資が含まれており、市の財政全体の健全性が維持されていることも示された。
牛越市長は、「私たちは、成長と分配の好循環を目指した社会づくりに努めてまいります」との意気込みを強調。議会においても、予算案や新規条例の提案について、質疑応答が行われ、議論が加わった。
特に、議案第18号の大町市水道給水条例及び公営簡易水道条例の改正が関心を集めた。これは水道法施行令の改正に基づくものであり、上下水道の安全な供給を確保するための重要なステップとなると期待されている。
加えて、平成30年度の決算報告も行われた。一般会計においては税収がほぼ平年並みであり、特に市税の収納率は前年を上回る結果となった。これによって、経済金融基盤の強化を図りながら、地域貢献に向けた施策の推進が進められる。
今後の議会においては、各議案についてさらなる審議が進められる予定であり、市民生活に資する政策の誘導が求められている。