令和2年9月30日、長野市で定例議会が開催された。
会議では、市議会の監査委員の選任や特別委員会の設置について議論された。加藤久雄市長は議案第93号の監査委員選任について、退任者の後任として布目裕喜雄議員と松田光平議員の選任を提案し、全員賛成で同意された。
議会第13号の特別委員会設置が提案され、災害対策等調査研究特別委員会が設置されることが決定した。これは、激甚化する災害対策を目的とし、議会閉会中も継続して調査研究を行うことになる。
さらに、議会では副議長の辞職が承認され、宮崎治夫議員は辞職願の中で、議員としての貴重な経験に感謝を述べながら退任の挨拶を行った。後任の副議長選挙が行われ、西沢利一議員が選出された。
定例会では、長野市の復旧・復興に関する議論や、新型コロナウイルス対策についても話し合われた。加藤市長は、今後は市民の生命と健康を守る施策を着実に進めていく方針を示した。
また、決算認定に関する報告も行われ、昨年度の市財政についての厳しさが強調された。今後の財政運営について慎重な姿勢が求められ、市議会としても、地方税財源の確保を国に要望する意見書が提出されることになった。