令和3年9月29日、長野市議会の定例会が開催され、議会の運営が円滑に進められた。
市長の加藤久雄氏は、監査委員の選任について特定の議員が辞職するため新たに2名を選任する旨を提案した。質疑を省略し、早急に採決することが賛成の声により決定された。この議案について全員賛成となり、監査委員の選任が正式に承認され、選任されたのは近藤満里氏と宮崎治夫氏である。
さらに、特別委員会の設置が議題に挙がり、観光戦略調査研究特別委員会と公共交通対策調査研究特別委員会の設置が承認された。議長の小泉栄正氏は、この委員会の設置によりポストコロナを見据えた戦略に基づく議論を進める必要性を強調した。
続いて、災害対策等調査研究特別委員会の付託事件の変更が話し合われ、激甚化する災害や感染症への対応について調査研究を行うことが決定した。議員たちは、これらの課題に対応するための意義を認識しているようだ。
本定例会では議長が辞職の意向を示し、議長辞職についての提案が行われ、全員一致で承認された。小泉議長は在任期間中の功績を振り返り、議会の発展に努力を重ねたことに感謝の意を示した。また、新たに寺沢さゆり議員が議長に選任され、若林祥議員が副議長に選出されたことが発表された。
加藤市長は最後に、定例会の終了に際して議員たちに感謝の意を表し、今後の市政の発展を願うコメントを述べた。特に、再度の自然災害に備えた事業の進展や新型コロナ対策に関しても、大きな影響を与えていることを述べた。市長のコメントは市民に安心感を与えるものであった。
この日の会議では、議会の意思決定が迅速に行われ、今後の課題解決に向けた動きが期待される。