令和5年10月臨時会が開かれた。
議会は36名の出席議員によって運営され、議長選挙や副議長選挙が行われた。選挙の結果、西沢利一議員が議長に選出された。議長に選ばれた西沢氏は「議長として役割を果たすことを誓う」と述べた。また、北沢哲也議員が副議長に選任され、その責任を強く感じているとして、円滑な議会運営に努める意向を示した。
続いて、複数の特別委員会が設置された。子育ち支援調査研究特別委員会は不登校児童への支援などに焦点を当て、中山間地域活性化調査研究特別委員会は地域の課題に取り組むことになる。この他、公共交通対策や水道事業の広域化に関する調査研究も進められる。
市長の荻原健司氏は、議会の開会を経て、公約の実現に向けた街づくりを進めていく方針を強調した。特に「守る、育てる、輝く」を柱に、市民が幸せを感じる街の実現を目指すと述べ、市議会との連携の重要性を示した。
令和4年度の一般会計決算についても報告がなされた。市税の収入は前年度を上回る597億円となったものの、歳入総額は減少し、1,706億円となった。市は今後も健全財政を維持しつつ、策定した施策を進めていく必要性を訴えている。他にも、特別政策に基づいた取り組みの一環として、地域の発展と活性化に向けた各種施策が議論される見込みとなっている。