令和5年6月14日の定例会にて、長野市の子育て支援や地域活性化に関する様々な課題が議論された。特に、青木島地区における「青木島こども未来プラン（案）」は注目されており、保護者説明会や地域住民への意見聴取を進めながら、地元の子供たちの遊び場を整備するものとして期待されている。今回のビジョンでは、子供の権利を守る施策が強調され、官民連携による多様な支援体制が求められる。
このビジョンにおいて、荻原市長は「長野市こども“のびのび”ビジョン」に基づいた施策の重要性を強調した。市長は、家庭や地域における教育環境の整備を進めることが児童の権利を守ることにつながると述べ、政策の成果を一層明確にする方針だ。さらに、教育支援センター「ＳａＳａＬＡＮＤ」の整備を通じて、不登校の児童・生徒への支援を強化すると共に、広域にわたる支援体制を構築する意向を示した。
更に、定例会では長野市の観光と地域振興についても議論され、中心市街地の活性化が求められている。マンション建設ラッシュの中、商業地域の魅力をどのように高めるかが今後の課題である。箱山議員からは長野駅から善光寺までのモビリティの充実が提案され、Ｅバイクやグリーンスローモビリティを活用した観光施策が必要であると指摘された。
箱山議員はまた、川中島古戦場史跡公園の活性化策として多様な業態を持つ飲食店の誘致、さらには観光拠点としての可能性を強調した。こうした多面的な取り組みを通じて、長野市として観光資源を最大限に活用し、地域に持続可能な経済循環を生み出すことが期待される。
最後に、鈴木議員は、地域住民からのフィードバックの重要性を訴え、長野市の今後の施策において地域の声を積極的に反映させる体制の強化を求めた。これによって、地域に根ざした信頼関係が築かれると考えている。