飯田市議会は、リニア駅周辺整備事業の土木実施設計に関する政策提言を協議した。
本会議は令和4年11月16日に開催され、議長の井坪隆氏が改めて挨拶し、リニア推進特別委員会の政策提言を市長宛てに提出することが確認された。
新井信一郎リニア推進特別委員会委員長は、リニア駅周辺整備事業が、今後の地域発展において極めて重要な取り組みであると述べた。これに伴い、提言内容として、駅の景観やアクセス性、地域らしさを感じられるランドスケープの重要性を強調した。
さらには、土曽川を利用したグリーンインフラの整備についても言及された。新井委員長は、自然環境との調和を図るために、治水対策と景観づくりの両立が必要であると述べた。提言書は市民から寄せられた意見も反映されており、全議員での共有の下、事業の実現に向けた要望が込められている。
また、古川仁議員は地域の意見を聴取し、事業推進時には地元の声に真摯に向き合う必要性を強調した。議会の一致した意見として、地域住民との協力関係が不可欠であるとされ、今後の方針について議論が続いた。
議長の井坪氏は、提言書を市長に提出することに異議がないことを確認し、全員協議会は終了した。議会からはリニア駅周辺整備に向けた強い期待と関心が寄せられ、市民との情報共有が今後の課題として浮き彫りにされた。