令和5年9月25日、飯田市議会において第3回定例会が開催された。
出席議員は22名で、議長の熊谷 泰人氏が会議を開会した。
この会議では、リニア推進特別委員会や各常任委員会からの報告があり、特にリニア推進に関する進捗状況が取り上げられた。
リニア推進特別委員会委員長の清水 勇氏は、北条地区の説明会での道路計画案の検討や、市道の変更計画に関する詳細を報告した。
変更計画では、市道上郷5号線が人と車に分けられる形で利用されることが強調された。今後の工程として、令和5年度内に路線測量や詳細設計を進め、令和6年度に用地測量と物件調査を行い、最終的に令和8年度には工事着手を予定しているとのことだ。さらに、今月末には堂垣外橋の架け替え工事が完了する見込みで、駅前周辺整備が進む。
また、質疑応答の場では、国道153号沿いの交通渋滞懸念が指摘され、ダンプ運行台数の削減が約束された。
さらに議案審議では、請願や陳情、特に飯田市職員労働組合からの請願が採択された。陳情については健康保険証の存続に関する意見書提出に関して議論が交わされたが、最終的に不採択となった。
予算決算委員会においては、令和4年度の剰余金が報告され、さらなる健全な財政運営が求められる。最後に、議長の熊谷 泰人氏は会議を閉会し、市長からは、道の駅再整備計画や三遠南信自動車道の開通に向けた地域振興についても議論された。
会議全体を通じて、地域の発展と市民の生活向上を目指す議論が進められた。