飯田市議会第4回定例会が開催され、議案26件についての審議が行われた。市長の佐藤健氏は、補正予算案や新型コロナウイルス感染症対策など重要な案件に触れる挨拶をした。
会期は11月22日から12月16日までの25日間に決定。佐藤市長は、この演説で市政運営の2年間の成果や課題について、特に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた施策に言及した。また、今後の人口減少対策や地域振興に向けた方針を述べ、議員及び市民に理解と協力を求めた。
議案審議の中で、主に令和4年度abb年度一般会計補正予算案が提案された。歳入歳出ともに約5億6,800万円の追加を計上し、総額513億9,834万5,000円とするものだ。特に注目されたのは、脱炭素先行地域の取り組みに関連する予算で、環境対策や市民生活への影響を踏まえた内容となっている。
市長は、この補正予算が新型コロナウイルスの影響下での医療対応や社会福祉の充実に必要であると強調した。議会では、各党からこの案に対する質問が出され、特に看護職員の処遇改善に関する議論が行われた。また、幾つかの条例案も一括で審議され、改正案に関しても深い議論がなされた。
選挙管理委員については、新たに菅沼輝美氏や林昇氏、村澤博治氏、今村善紀氏が指名され、そこでの声も多くの関心を集めた。その後、請願や陳情についての上程も行われ、所管の常任委員会に付託されることになった。
佐藤市長の挨拶には厳しい現状への認識と共に、地域振興や教育施策における革新が求められる意義が込められ、多くの市民からの期待が寄せられている。今後の会期中には、更なる議論と議決が進み、新たな施策としての導入が期待されている。