飯田市議会第3回定例会が令和6年9月4日に開催された。この会議では、市の教育施策や地域振興、また福祉政策など多岐にわたるテーマが取り上げられた。特に、学校部活動の地域クラブ活動への移行や、情報のデジタル化が議論の中心となった。
小平彰議員は、学校部活動の休日移行について質問し、秦野教育次長は、スポーツ庁のガイドラインに従い移行計画が進行していると説明した。具体的には、令和8年度末を目指して地域クラブへの移行を進めており、説明は各校の校長会を通じて行われているという。
続いて、情報のデジタル化についても質疑が行われた。小平議員は、飯田市の公式LINEアカウントの情報発信基準を問うた。林企画部長は、LINEを用いた情報発信が即時性を活かしたものであり、市民への重要な情報提供手段として役立っていると強調した。
この他、貧困問題に関する討議も活発で、佐々木議員が「子供の貧困について」の指摘を行う中、山崎こども未来健康部長は、県の調査結果を紹介し、飯田市でも貧困が存在することを示した。さらに、子供の権利についても触れ、「すべての子供が愛情を持って育まれ、意見を表明できる権利がある」と強調した。
さらに、温暖化対策や医療サービスの情報共有についても議論がなされ、特にアピアランスケア事業に対する期待が寄せられ、多くの市民が健康へのアクセスを求めている姿勢が示された。