飯田市議会の全員協議会が令和元年8月21日に開催され、市税等の収納実績や議会報告会の内容が議論された。
議長の湯澤啓次氏は、猛暑を経て小中学校へのエアコン設置が完了する見通しに言及した。これにより児童・生徒が快適な環境で学べることを期待していると強調した。
続いて市長の牧野光朗氏が、平成30年度市税等の収納実績について報告した。市税の収納率は前年度に比べて0.2ポイント上昇の99.2%となり、10年連続の向上を記録した。これは市民の納税意識の高まりによるもので、感謝の意を示した。
納税課長の伊藤正氏は、詳細なデータを提示し、個人市民税については前年度対比で0.3%の増収となったことが明らかになった。しかし、国民健康保険税については減収の傾向が続き、農業等の影響も挙げられた。
参加議員からは、決算の概要についての疑問が上がった。吉川秋利氏は、税目別の収入額に関して具体的な解釈を求め、伊藤課長は現年度分のデータと決算の合算内容について説明した。
その後、今年度の議会報告会について竹村圭史広報広聴委員会委員長が説明した。開催方針や日程は昨年度と同様で、特に市民からの意見や要望を重視する姿勢が示された。リニア中央新幹線に関する市民の声についても注意が必要と述べた。
全員協議会では、行政と議会の連携強化や地域のプロジェクトに関する情報共有が再確認された。これにより、議会の重要性や市民との対話の重要性が強調された。
協議会はスムーズに進行し、10時26分に閉会となった。議会の取り組みが市民にとって有意義であるよう、引き続き努力していくことが期待されている。