令和2年5月1日、飯田市議会は第1回臨時会を開催した。
出席議員は23名で、会議は成立。議長の湯澤啓次氏は、議席の変更に関する議題を行った。
新型コロナウイルス感染症への対応として、議席の一部を変更することが同意され、会期は本日1日のみであると決定された。
市長の牧野光朗氏は挨拶に立ち、コロナウイルスの影響を強調した。感染者が増加する中、政府は緊急事態宣言を全県に拡大した。市長は地域内の感染者を抑制する努力を報告し、住民の理解と協力に感謝の意を示した。
特に、感染症対策として新たに地域外来・検査センターを設置する計画が発表された。これは地域医療を守るための重要な措置とされている。市は様々な経済対策も講じており、中小企業への補助金支給や、生活支援の相談窓口を設置する方針が示された。
市長は、新型コロナウイルス感染症に対する補正予算についても触れ、特に中小企業や個人事業者への支援策が充実していることを説明した。具体的には、県が20万円、市が10万円を給付する特別支援事業が紹介され、地域の支援施策の重要性が強調された。
また、学校のICT教育の推進や、オンライン授業を視野に入れた計画にも触れ、教育環境の整備へも取り組む意向が発表された。
議会では、合計17件の議案(報告案件15件、予算案件2件)が上程され、最終的には内容についての意見なく承認を得た。特に、一般会計補正予算においては、感染症対策に万全を期す内容が認められ、迅速に実施することを議会に約束した。
今後も飯田市では、地域の安全と経済の維持に向けた取り組みが進められる見通しだ。市長は協力の重要性を再度強調し、議会は臨時会を閉じることとなった。