飯田市議会の第3回定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。
特に、市長の佐藤健氏は挨拶において、昨夏に開催されたいいだ人形劇フェスタの成功を強調した。これは、4年ぶりに通常開催され、国内外から222劇団が参加し363ステージが行われ、多くの観客で賑わったという。また、同市の観光名所であるりんご並木が誕生70周年を迎えたことを紹介し、記念式典の開催を期待する声が上がった。
会期は本日から9月25日までの27日間に決定された。特に注目すべきは、令和4年度の一般会計決算認定が主要議案の一つに挙げられ、歳入が512億800万円、歳出が503億8100万円で、実質黒字を記録したと報告された。実質公債費比率は70%で、財政の健全性が保たれている。
議案の中では、「令和5年度飯田市一般会計補正予算(第4号)」が提案され、追加で5億2064万円の予算案が説明された。これには、物価高騰対策として、学校給食や社会福祉施設への支援が含まれている。さらに、道の駅遠山郷の整備に向けた予算が組まれていることも触れられた。
定期監査報告において、監査委員の戸崎博氏は、監査の結果、予算の執行が適正であったと述べ、本会議で指摘された改善点についても議論を呼んだ。この様々な議題についての議論が進行した結果、全ての議案について質疑通告は無く、円滑に決議が進められた。
最後に、次回の一般質問の通告締切が8月31日午後5時、次の本会議が9月14日午前10時から行われることが告知され、出席を促す言葉が投げかけられた。議長の熊谷泰人氏は議事を終結し、会議は散会となった。