令和3年2月5日に飯田市議会で全員協議会が開催され、重要な議題が取り上げられた。
今回の議題には、JR飯田線とリニア中央新幹線との接続方法についてと、新型コロナウイルス感染症対策の現状報告が含まれている。
議長の湯澤啓次氏は、臨時議会に引き続き開催された全員協議会での質疑を評価。新型コロナウイルスの影響で、市民の関心が高まる中、行政と市民、議会が一体となって問題に立ち向かう意義を強調した。特に議会では、ICT化の推進が提案され、ペーパーレス化を今後進めることが表明された。
市長の佐藤健氏は、JR飯田線とリニア中央新幹線との接続について、具体的な調査を進める意向を示した。佐藤氏は、接続方法が市議会に十分に説明される前に南信州広域連合に報告した件について、反省の意を表した。接続方法は重要であり、民間交通システムを含め多様な選択肢が必要だと述べた。
細田仁リニア推進部長は、接続方法に関する3つの案を説明した。伊那谷自治体会議での確認事項には、JR飯田線の乗換新駅設置が含まれ、地元の負担による設置は重要な課題である。今後は、新交通システムを視野に入れた柔軟な検討が求められるとのことだ。
一方、新型コロナウイルス感染症対策については、田中真危機管理室長が現状を報告した。最近の感染者数の推移について、市は警戒レベルを引き下げ。ただし、地域の経済活動に影響を与えないよう、酒類提供の飲食店への協力要請を行った。
会議では、後者の議題に関しても多くの意見が出され、自治体としての危機管理体制の強化が求められた。特に、吉川秋利議員が危機管理が前面に出るべきとの意見を述べ、市長も市民とのやり取りの重要性を認識した。市長は、ワンストップで行政が情報を伝える連携を強化する必要性も指摘した。
総じて、両議題とも今後検討を進めていく方針が示され、具体的な取り組みとスケジュール感の共有が求められた。