令和3年6月28日、飯田市議会全員協議会が開催され、リニア推進ロードマップや行政評価について議論が行われた。
議長の井坪 隆氏は開会にあたり、議長挨拶と市長挨拶を省略し、報告・協議事項へ進んだ。まずはリニア推進ロードマップに関する説明が行われ、リニア推進課の下平 泰寛氏が資料を基に詳細を報告した。リニア推進ロードマップは、南信州広域連合が2030年のリニア開業に向けた地域振興を目指し、策定されている。
下平氏は、その内容が3つの柱から成ることを指摘した。第一の柱では、リニアの本体工事及びそれに関連する整備の状況を示し、第二の柱では社会基盤整備について説明。最後の第三の柱では、地域づくりに関する具体的な取り組みを明らかにしたとも述べている。特に長野県の「リニア中央新幹線整備を地域振興に活かす伊那谷自治体会議」の方針をもとにした修正が加えられたことが強調された。
その後、令和3年度「議会による行政評価」について説明され、庶務係の丸山 宏氏が要項案を提示した。これは毎年実施されるもので、今年度のスケジュールや手続きについて詳細に説明した。評価と検証の過程を経て、最終的な提言を行う日程が示され、全議員や執行機関との情報共有の重要性が指摘された。
協議後に質疑の場が設けられたが、発言はなかったため、議案は確認され終了した。