令和4年8月29日、飯田市議会にて全員協議会が開かれ、重要な報告と協議が行われた。
その中で、市税等の収納実績が取り上げられ、令和3年度における収納率が99.4%に達し、19市中で最も高い結果が報告された。原 納税課長は、この実績は市民の協力があってのものであると感謝の意を示し、今後も適切な収納対策に努める意向を述べた。
リニア駅の整備事業についても報告があり、牧島リニア整備課長は、駅周辺の整備が計画通り進行していることを強調した。特に駐車場や交通広場の設計について具体的な説明が行われ、将来的には自動運転によるシャトルバスが運行される可能性が示唆された。特に、南側と北側の交通広場における動線確保についての重要性が指摘された。
また、保育施設と高齢者施設の長寿命化計画について、後藤子育て支援課長は新たな整備方針を発表した。包括的な長寿命化を目指し、将来的には改修周期の短縮を図ると共に、コストの削減が期待される。特に、高齢者施設の改修コストは従来の試算と基準を比較すると、予防保全型のアプローチにより大幅な削減が可能となる。
新型コロナウイルス感染症対策についても言及され、現在の感染状況が厳しいことが報告された。医療体制の逼迫と感染者数の増加に対して地域の協力が求められている。特に、生嶋危機管理担当専門幹は、医療への負荷軽減に向けての市民各自の行動が重要であると強調した。
このように全員協議会では、重要な課題が多数挙げられ、飯田市の持続可能な未来に向けた取り組みが進められている様子が伺えた。議長の井坪 隆氏は、市民の意見を元にした政策づくりの重要性を改めて指摘し、協議会を締めくくった。