飯田市議会の全員協議会が令和元年6月27日に開催され、
二つの重要なテーマが議論された。まず、職員の仕事と生活の調和に関する取り組みが注目を集めた。
人事課長の土屋敏美氏は、「育児休業等を取得しやすい環境整備」を目指し、
昨年度の実績を報告し、改善点や今期の取り組みを説明した。特に、男性職員の育児休業取得率の問題には、
福沢清議員からの厳しい質問が投げかけられ、育児環境の整備が求められた。また、男性職員の育児参加意識向上のため、
「産後パパ休暇」の制度も導入される予定であることが紹介された。
次に、饭田市の災害廃棄物処理計画について、環境課長の下井善彦氏が詳細な説明を行った。災害発生後に迅速に行動できるよう、
計画策定の重要性が強調され、環境省の指導に基づく取り組みが展開される。地震や風水害を想定し、
廃棄物処理の流れや仮置き場の候補地についても議論された。
会議中には、嵐が過去に与えた課題や、上手く対応できなかった事例を反省する意見が出た。
特に、廃棄物処理については、関係機関との連携強化が必要であることが確認され、議員らからの
要望を踏まえ、引き続き充実した計画を進めていくことが合意された。今回の協議は、
市民の生活の質を向上させるための重要なステップとして位置付けられた。