飯田市議会では、令和2年9月10日に定例会が開かれ、多くの議題が議論されました。特に印象的だったのは、介護保険事業計画に関する一般質問です。
主な発言者である永井一英市議は、第8期介護保険事業計画とSDGsについて質疑しました。彼は、飯田市が全国平均よりも高齢化が10年早く進んでいることを強調し、「高齢者人口と高齢化率を注視する必要がある」と述べました。また、要支援や要介護認定者数の最近の動向についても尋ねており、現状の認定者数6600人、出現率18.8%の数字を示しました。これに対し健康福祉部長の清水美沙子氏は、全国平均に対して当市の出現率は高く、예전에도上昇傾向にあることを認めました。
また、永井市議は第8期の計画策定に向けて、「高齢者が健やかに暮らせるまち」を目指している点を評価し、地域包括ケアシステムの推進を求めました。地域共生社会の構築では人と人とのつながりが不可欠だと指摘し、生活支援コーディネーターの重要性を再認識しました。
山崎市議は地域の見守り活動の重要性を強調し、「高齢者を支えるための言葉だけではなく具体的な行動が求められます」と意見しました。このことは、市の政策にブレインストーミングを要する内容でした。
さらに吉川市議は、リニア新幹線の駅名について新長野駅という名称を提案し、「この名称は地域の活性化に寄与する」と述べました。その後のやり取りでは、観光施策や地域の強みについても言及されました。
今回の定例会では県道の越水対策、組合未加入問題、さらには定年延長や消防組織の維持に関する議論も行われ、これからの地域づくりに大きな影響を及ぼす重要なディスカッションが展開されました。