飯田市議会第4回定例会が開催され、重要な議案が審議された。
議長の井坪隆氏は、出席議員による会議の成立を確認した後、次に議案の審議に移った。特に注目されたのは、リニア推進特別委員会の新井信一郎氏による経過報告である。リニア中央新幹線における進展状況について、視察結果や今後の課題が示された。新井氏は「新型コロナウイルスの影響が観光業に大きな打撃を与えており、この影響を受ける地域周辺の整備が急務である」と強調した。
また、総務委員会長である熊谷泰人氏は、閉会中の所管事務調査の結果を報告し、新潟県糸魚川市など他自治体の先進的な取り組みを紹介した。熊谷氏は「当市においてもこれらの事例を参考にし、今後の政策提言に生かしていきたい」と述べた。
一方、社会文教委員会の木下徳康氏は、請願や陳情の審査結果を報告し、特に沖縄戦戦没者の遺骨収集に関する請願が採択されたことを伝えた。木下氏は「戦没者の遺骨収集は急務であり、国がその趣旨を真摯に受け止める必要がある」と強調した。
議案の審議では、特に予算決算委員会での議案多くが原案通り可決され、特に令和3年度の一般会計補正予算、第10号案に関する政府方針は市にとって重要な意味を持つ。その中で、佐藤市長は「子育て世帯への支援が重要であり、政府の施策と連携を図る中で、より良い施策を検討したい」と述べ、支援の重要性を再確認した。
さらに、議員の派遣に関する事項も議題に上がり、特に地方自治における課題への対処が話し合われた。議長は、議員派遣の重要性を説明し、全員一致で承認された。
最後に、全ての議題が終結した際、井坪議長は参加議員及び市民に対し謝辞を述べ、議会は無事閉会となった。