令和3年12月24日、飯田市議会の第4回定例会が開会された。出席議員は23名で、スムーズに会議が進行した。
議長の井坪 隆氏は会議成立を宣言後、会期を11月24日から12月17日までの24日間と決定した。議会運営委員長の永井 一英氏によると、今会期は計29件の議案が提出され、主に常任委員会で審議される予定であるという。
市長の佐藤 健氏は挨拶で、市政に対する市民の理解と協力に感謝しつつ、特に新型コロナウイルス対策に尽力している医療関係者への敬意を表した。この1年で99%のワクチン接種率を達成した点についても強調した。
また、議案第119号では令和3年度一般会計補正予算案が提案され、予算総額を500億円に増額する内容である。社会福祉や教育関係の経費が大幅に増額されており、特に障害者支援や教育支援基金の設立が注目される。佐々木 学財政課長は、具体的な使用内容について説明し、地域経済の回復に向けた施策を強調した。
さらに、議案第109号では、過疎地域の持続的発展に向けた計画が提出され、上村地区と南信濃地区の振興が図られる。塚平 裕市民協働環境部長は、今回の計画が地域の人口を1326人から1350人以上に増加させる目指すと述べた。
この議会では、各種議案の審議が進められ、特に地域経済の再生や公共施設の運営についての発言が多かった。市民の声を政策に反映させるため、今後も議員や市民との良好な関係が求められる。