令和3年11月10日、飯田市議会第4回臨時会が開会した。
出席議員23名、欠席なしと報告され、会議が成立したことを議長の井坪隆氏が宣言した。
これに続き、会期の決定がなされ、本日のみとすることが了承された。
市長の佐藤健氏は開会の挨拶で、新型コロナウイルス感染症緊急対策事業についての審議を感謝の言葉と共に依頼した。
冒頭で、リニア中央新幹線の崩落事故に触れ、被害者へのお見舞いと連絡遅延に対する懸念を示した。
特にこの事故は安全対策の強化が求められる状況で発生したものであり、その影響が沿線地域にも及び得ることから、注意を促した。
また、新型コロナウイルスの感染状況についても言及。
飯田市内では新規陽性者は1名と比較的安定しており、全国的にも感染者数が減少している。
しかし、国外において感染が再び拡大している事例もあるため、感染対策の強化が必要であると述べた。
本会議では、報告案件や議案の審議も行われ、報告第36号から38号において、損害賠償の専決処分について具体的な事故内容が報告された。
事故の背景には公用車の運転・使用における安全意識の重要性があり、労働環境の改善や普段からの安全対策が求められていることが示された。
さらに、議案第95号として新型コロナウイルス感染症緊急対策事業に関連した補正予算の審議が行われ、総額1億6,300万円超が提案された。
この予算は特に厳しい状況にある事業者への支援や感染症対策に対する経費を計上するものである。
予算決算委員長の山崎昌伸氏によれば、原案通りの可決が提案された。議案に対する質疑はなかったとされ、本議案はすぐに決定された。
最後に、佐藤市長は議案について慎重な審議を感謝し、事業の実施にあたっていく旨を述べた。今後、コロナ緊急対策事業第11弾の推進に全力で臨むと強調。
令和3年飯田市議会第4回臨時会は全日程を終了し、午後2時05分に閉会した。