飯田市議会の全員協議会が2月20日に開かれた。
この会議では、組織機構の見直しや新たなる戦略計画について、多くの議論が交わされた。議長の湯澤啓次氏は、冒頭で新型コロナウイルスの影響について言及し、市民への情報発信や感染症対策の重要性を訴えた。
市長の牧野光朗氏も挨拶を行い、感染の状況を注意深く監視していると述べた。特に市役所は、危機管理体制を準備していると強調し、マスクや手洗いの徹底を促した。今年度は、過去3番目の大型予算案が提出されており、緊張感のある審議が期待されている。
第一の議題では、組織機構の一部見直しについて議論された。人事課の土屋敏美氏は、リニア事業の今後の進展に合わせて、体制を整える必要があると述べた。新井信一郎議員は、迅速な対応が求められているが、過去の状況に疑念を持っていると指摘した。土屋氏は、今後の業務において総合的に対応する必要があると答えた。
次に、いいだ未来デザイン2028戦略計画2020年度案についての説明があった。企画課長の田中克己氏は、リニア開通後の人口目標を設定し、総人口の増加に向けた取組みを進めることが重要であると述べた。また、地方創生策の効果を検証し、適切な事業執行を進めていく必要があるとコメントした。
最後に、第2期飯田市版総合戦略の策定についての説明が行われた。この戦略は国の指導に基づき、飯田市の特色を生かしたものとして発展させる予定であり、地方創生に向けた取り組みが求められている。全体的な見直しを経て、次期の目標と施策が適切に反映されることが期待されている。
全ての議題が議論された後、協議会は終了した。議員たちはそれぞれの課題を明確にし、今後の取り組みを確認した。