令和4年3月22日、飯田市議会では第1回定例会が開催され、リニア推進や医療体制について重要な議論が行われた。
まず、リニア推進特別委員会からの報告がありました。
委員長の新井信一郎氏はリニアの整備進捗や代替地の希望申込受付開始について説明しました。
代替地の希望受付期間は2月1日から6月30日までで、移転希望者に対する支援が強調されました。
さらに、リニア駅と地域交通の接続方法についても議論が行われました。
執行機関側では新しい交通システムの取り入れが重要であるとし、市民向けに説明会を行う意向も示されています。
この議論に対し、委員からは埋蔵文化財調査に対する体制強化の必要性が指摘され、具体的な調査の計画についての質疑が行われました。
続いて、社会文教委員会の報告では、医療・介護・保健所体制の充実を求める請願が採択され、国への意見書の提出が決まったことが報告されました。
委員長の木下徳康氏が「新型コロナウイルス感染症の影響による医療体制の脆弱さが浮き彫りになっている」と述べ、新たな対応策が必要であるとの考えを示しました。
また、議案審議では予算案が可決され、含まれる「令和4年度飯田市一般会計予算(案)」について、教育費の適正な配分が求められる局面も見受けられました。このような議案では、地域振興や市民の生活支援に重きを置いた内容となっています。
最後に、佐藤市長が新たに任命される教育長に対して、地域に根差した教育行政の重要性を訴えました。