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飯田市、国土強靱化地域計画を新たに策定

飯田市議会全員協議会で国土強靱化地域計画の策定が議題に上る。地域の安全性を高め、住民の安心した生活づくりを目指す。
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令和3年9月27日に開催された飯田市議会全員協議会で、飯田市国土強靱化地域計画の策定が議題に上った。

議長の井坪隆氏は、大会議に先立ち、議会の運営と過去4ヶ月間のコロナ禍における取り組みの重要性を強調した。また、議員たちは、地域の文化芸術を支えるために懸命な努力をしていることに言及し、地域経済の復活を願う姿勢を示した。

市長の佐藤健氏は、芸術活動の継続が人々をつなげていく重要な要素であると述べ、地域の行事を市民とともに考えていく姿勢を表明した。特に、コロナ禍における芸術活動の難しさを認識しつつ、意味のある継続と発信の必要性を訴えた。

議題の1つ目である飯田市国土強靱化地域計画について、危機管理室の後藤武志氏が計画の概要を説明した。この計画は、自然災害に備え、地域の継続的な安全性を確保するための指針として位置づけられている。具体的には、ハード・ソフト両面の対策を整備し、地域住民が安全かつ安心して暮らせる環境を作ることが目的である。

計画の策定には、市民参加型のワークショップを重ね、地元住民の意見を取り入れた。重点的に取り組むべきリスクシナリオとして、情報伝達の不備や帰宅困難者への支援などが挙げられ、地域全体での取り組みが強調された。議員たちが質疑を行う中で、観光客に対する情報提供や、他部署との連携についての懸念が表明された。

後藤氏は、情報伝達手段の整備を進めているとし、特に三遠南信地域への交流拡大に備え、観光客にも正確な情報が届くよう取り組んでいることを明らかにした。また、レッドゾーン(土砂災害特別警戒区域)解消の取り組みについては、県と連携し、逐次改善を進めていく意向を示した。

全員協議会は、今後の協議事項として、計画の進捗管理や市民からの意見を取り入れる必要性を認識しつつ、円滑に進めていくことを確認し、最後に議長より閉会の挨拶が行われた。これにより、多様な意見をもとにした地域の強靭化が期待される。

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議会名飯田市議会全員協議会
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