令和4年12月7日に開催された飯田市議会第4回定例会は各議題が協議された。まず、井坪隆議長が会議成立を宣言し、出席議員が23名であることを確認した。
次に、会議録署名議員として関島百合議員と市瀬芳明議員が指名され、続けて発言の取消しについて西森六三議員からの申し出があり、異議なく許可された。
その後、一般質問が行われた。筒井誠逸議員は、小中学校での暖房機種について質問した。教育委員会の松下徹氏によると、石油ストーブとペレットストーブの台数比率は約80対20で、コスト比較でもペレットストーブの導入には補助金があるものの、長期的には大きな差がないと説明した。また、今年度の導入実績として、具体的な導入校数が紹介され、2050年ゼロカーボンシティ宣言に向けたペレットストーブの導入の計画が示された。議会としては、さまざまな温暖化対策について理解を得て進めていく考えが強調された。
次に、永井一英議員が所有者不明土地への対応について質問した。市は所有者不明の土地問題を認識しており、県が進める施策を踏まえた上で対応していく方針であると述べられた。特に、所有者不明土地の管理体制や現状の把握が必要であり、今後の施策についても言及した。
また、下平恒男議員は新型コロナの影響を受ける農業支援に関する質問を取り上げ、支援策の内容や進行状況、さらには今後の取り組みについて追求した。畜産経営や肥料価格高騰に対する緊急対策を通じて、農業振興を図ることの重要性が再確認された。
熊谷泰人議員は道路整備に関する議案について言及し、特に都市計画道路の整備や通行量の実態調査に重点を置く考えを示した。地域住民の交通安全を重視し、現状の問題点の解決に向けた具体的な施策が求められた。